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【徹底解説】エリザベス様式 建築物と家具の特徴
Burghley House(バーリーハウス)photo by:Burghley House イギリス絶対王政の全盛期であり、小さな国からヨーロッパの大国へと成長した時代である『チューダー朝(1485年~1603年)』そのチューダー朝の最後の女王である”エリザベス1世”の統治下にあった1558年から1603年。 エリザベス朝の建築物と家具のデザインは、それまでの『チューダー様式』のデザインを受け継ぎながらも、イタリア・ルネサンスの影響を受け、特に室内工芸の分野で大きな進歩・発展がみられました。この時代の建築やデザインの様式を『エリザベス様式』といいます。 ここでは、『エリザベス様式』の建築物と家具のデザインについてご紹介します。 エリザベス1世とは エリザベス1世(Elizabeth I) チューダー朝 最後の女王である『エリザベス1世』ヘンリー8世と2番目の王妃アン・ブーリンとの間に産ま
2023.7.15 -
アンティークのガラスで「涼」を感じる
photo:ケントストア東京目黒店 アンティークのガラスボトルphoto by:kentstore 緑が美しく映え、いっそう森が元気に生い茂り、まぶしい太陽と共に夏本番を迎えました。日差しが降り注ぎ、暑さを感じる今日この頃。アンティークのガラスをインテリアに用いて、視覚から「涼」を感じてみませんか。ここでは、アンティークのガラスについてご紹介します。 現代ガラスにはないアンティークガラスの魅力 ケントストア東京目黒店 アンティークのガラスボトルphoto by:kentstore 加工技術が発達していない時代に作られたアンティークのガラスは、現代のガラスにはない、味わい深い趣があります。 現代では、ガラス製造のほとんどが機械化されているため、均一されたガラスが大量生産されていますが、当時は一つ一つ手作業で作られていました。そのため、特有の気泡やシワができてしまいます。気泡とは、ガラスが固ま
2023.7.10 -
【アンティーク家具使用例】ビューティーサロン「AMAMA okinawa」アママ沖縄
photo:那覇市 AMAMA okinawaphoto by:AMAMA 沖縄県那覇市松山にあるビューティーサロン「AMAMA okinawa」の開店に、ケントストアがお手伝いをさせていただきました。ここでは、納品させていただいたアンティーク家具、ディスプレイ小物、建築資材、塗料など、ほんの一部になりますがご紹介させていただきます。 ♡ AMAMA okinawa様 ♡この度はケントストアをご利用いただきまして、まことにありがとうございました。心よりお礼申し上げます。 店舗正面入口 ドア 英国アンティークのドアphoto by:kentstore photo:那覇市 AMAMA okinawaphoto by:AMAMA 店舗の印象を左右するファザード。お店の顔というべき最も重要なスペースです。 こちらは、1930年代英国アンティークのドアです。アンティークの建築資材は、インテリアを超え
2023.7.5 -
ダンレパード氏とケントデリ セミナーレポート『チューダー朝ブレッド』
photo:ダンレパード氏とケントデリ セミナーレポート『チューダー朝ブレッド』photo by:kentdeli 2023年6月11日(日)ケントストア東京目黒店 4階のケントスペースにて、ダンレパード氏とケントデリのセミナー『イギリスの歴史を紐解く食の旅 チューダー朝ブレッド』を開催しました。 英国で人気を集め、TVや執筆でも活躍するパティシエ・ブーランジェ/ペストリー&ベイカーシェフのダンレパード氏。今回、ケントデリとの初の夢のコラボレーションが実現しました。 前日の6月10日(土)には『イギリスの薔薇』をテーマに、ダンレパード氏が開発した「ローズ&ストロベリータルト」とバラの香りのメレンゲを用いた「イートンメス」のレシピをデモンストレーションでご紹介していただきました。 2回目は、ダンレパード氏がチューダー朝時代の風味をできるだけ忠実に再現するテクニックをデモンストレーシ
2023.6.21 -
ダンレパード氏とケントデリ セミナーレポート『ローズ&ストロベリータルト』
photo:ダンレパード氏とケントデリのセミナー『イギリスの歴史を紐解く食の旅 ローズ&ストロベリータルト』photo by:kentdeli 2023年6月10日(土)ケントストア東京目黒店 4階のケントスペースにて、ダンレパード氏とケントデリのセミナー『イギリスの歴史を紐解く食の旅 ローズ&ストロベリータルト』を開催しました。 英国で人気を集め、TVや執筆でも活躍するパティシエ・ブーランジェ/ペストリー&ベイカーシェフのダンレパード氏。今回、ケントデリとの初の夢のコラボレーションが実現しました。 第1回のテーマは『イギリスの薔薇』ダンレパード氏が開発した「ローズ&ストロベリータルト」とバラの香りのメレンゲを用いた「イートンメス」のレシピをデモンストレーションでご紹介していただき、ご試食していただきました。 今回は、ほんの一部ですがセミナー内容をお届けしたいと思います。 ウェルカムティー
2023.6.20 -
【徹底解説】中世のお皿はパンだった!トレンチャーとは
photo:中世の食事の様子 西洋の食事というと、お皿を動かしてはいけない、グラスは元の場所に戻す、音を立ててはいけない等、行儀作法に厳しいイメージですね。また、神への祈りを捧げてから静かに食べるというイメージもあるかと思います。 最近では、ホテルでテーブルマナーをプロに学びながらフルコースを食べるプランがあったり、有名私立中学の入試問題にフレンチのフルコースの順番などが社会常識問題として出題されることから、その対策として小中学生に向けてのテーブルマナー講習も活発に行われています。 Catherine de Médicis(カトリーヌ・ド・メディシス) ヨーロッパのテーブルマナーは、1533年にイタリア・フィレンツェの名家メディチ家のカトリーヌ・ド・メディシス(Catherine de Médicis:1519年-1589年)が、フランスの王家に嫁いだ際、カトリ
2023.6.8 -
【簡単解説】チューダー朝 歴代の王と女王の生涯
Hampton Court Palace 室町幕府の後継者争いに端を発した1467年の「応仁の乱」から、1603年に徳川家康が江戸幕府を開くまでの戦国時代。同時期、イギリスでは、王位継承争いに勝利したチューダー家による『チューダー朝』(1485年~1603年)の時代を迎えていました。『チューダー朝』は、イギリス絶対王政の全盛期であり、小さな国からヨーロッパの大国へと成長した時代でもありました。 ここでは、チューダー朝の誕生から終焉まで、歴代の王と女王の生涯について、分かりやすく簡潔にご紹介します。 チューダー朝とは チューダー朝 家系図 イギリスでは、1455年から1485年の30年にもわたり、ランカスター家とヨーク家との間で、王位継承をめぐり内乱が続きました。ランカスター家が赤い薔薇、ヨーク家が白い薔薇をそれぞれの紋章にしていたので、「薔
2023.5.29 -
【徹底解説】チューダー様式 建築物と家具の特徴
Hampton Court Palace(ハンプトンコート宮殿) 1455~1485年のイングランドの内乱「薔薇戦争」でリチャード3世を破って即位したヘンリー7世。そのヘンリー7世にはじまり、エリザベス1世により幕を下ろした『チューダー朝時代(1485年~1603年)』イギリス絶対王政の全盛期であり、小さな国からヨーロッパの大国へと成長した時代でもありました。 そのチューダー朝の時代に存在したデザインは、『チューダー様式』と呼ばれ、それまでのゴシック様式、イタリアのルネサンス様式の影響を受け、イギリス独自のスタイルで発展させていきました。ここでは、『チューダー様式』の建築物と家具のデザインについてご紹介します。 チューダー様式 建築物の特徴 チューダー・アーチ(Tudor arch) Layer Marney Tower(レイヤー マーニー タワー) ボウ・ウインドウ(Bow Window
2023.5.22 -
【コーディネート】ブルーキャリコの魅力
こんにちは。本日も、現在店舗にてキャンペーンを行っているバーレイの食器についてお話しをしていきます。 前回のブログでは、「何にでも合う!Mix&Matchでコーディネート」というテーマでバーレイの様々なシリーズを使用してコーディネートする楽しさについてご紹介いたしました。 [su_button url="https://kent-uk.com/blog_ik0312_230516/" target="blank" style="flat" background="#cab8d9" size="8" center="yes"]前回のバーレイブログはこちら[/su_button] 今回のブログも、バーレイコレクター歴15年のケントスタッフが熱く語っておりますので、是非楽しんでいただければと思います。 「ブルーキャリコ」を集める楽しさ ブルーキャリココーディネート例(スタッフ私物) ミックスマッ
2023.5.18 -
【コーディネート】生活に溶けこむバーレイ食器
こんにちは、毎週火曜日のブログはイギリスの音楽文化についてお話してきましたが、 本日は、現在店舗にてキャンペーンを行っているバーレイの食器についてお話しをしていきます。 イギリスに縁のある方や、イギリス好きな方だけでなく、アンテナの高いおしゃれな方の間でも大人気のバーレイ。 普段使いにはとても…ともったいなく感じてしまうほどの可愛さで、食器好き・陶器好きな方なら絶対に見逃せないアイテム。 イギリス生まれのバーレイは、170年以上続く技術で現在でも多くのファンを魅了し続けています。 花柄が特徴的で女性らしい可愛いイメージのバーレイですが、実は、日本の食卓でも使いやすいデザインなのです。 今回のブログは、バーレイコレクター歴15年のケントスタッフが熱く語っておりますので、是非楽しんでいただければと思います。 何にでも合う!Mix&Matchでコーディネート Mix&Matchコーディネート例(
2023.5.16 -
【徹底解説】ウィローパターンの歴史と秘められた悲しい恋の物語
photo:ウィローパターンの陶磁器 世界中にコレクターがいる、陶磁器の絵柄『ウィローパターン(Willow pattern)』18世紀後半から、ウィローパターンは、さまざまな窯元で作られました。200年以上経った今なお、ウィローパターンの人気は絶えることなく続いています。 ウィローパターンは、なぜ、これほどに人の心をつかむのか?今回は、ウィローパターンについての歴史と、絵柄に込められた”ある恋の物語”についてご紹介します。 ウィローパターン(柳模様)の歴史 Thomas Minton ウィローパターンは、1780年代初頭にミントンの創始者トーマス・ミントンによって描かれたといわれています。 トーマス・ミントン(Thomas Minton :1765–1836)は、イギリスのストーク・オン・トレント(Stoke-on-Trent)で、銅板転写の彫刻師
2023.5.15 -
【プロ解説】英国シルバー銀製品の見方 違い
photo by:E NEWS イギリスの上流階級のお宅に並ぶきらきらと輝くシルバー食器たちにはうっとりしてしまいますね。ダウントンアビーでは、執事のカーソンさんが歌いながらシルバーを磨き上げるシーンも多々登場しましたね。英国では銀食器の使用はステータスを示すものとされて珍重され、ナイフ、フォーク、皿、燭台、ポット、その他多種多様な銀食器が製造されました。 今回はアンティーク巡りをしていると必ず出会う素敵なシルバーたちの見方についてご紹介していきたいと思います。 シルバーの種類 「スターリング・シルバー(Sterling silver)」 英国では銀の含有率が92.5%を超えるものだけ「スターリング・シルバー(Sterling silver)」と言います。欧州各国では、純度80%や83%のものもシルバー製品として扱われているそうですが、英国では一貫してこの銀の含有率が92.5%を
2023.5.15
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