ダンレパード氏とケントデリ セミナーレポート『ローズ&ストロベリータルト』
2023年6月10日(土)ケントストア東京目黒店 4階のケントスペースにて、ダンレパード氏とケントデリのセミナー『イギリスの歴史を紐解く食の旅 ローズ&ストロベ・・・
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2023年6月10日(土)ケントストア東京目黒店 4階のケントスペースにて、ダンレパード氏とケントデリのセミナー『イギリスの歴史を紐解く食の旅 ローズ&ストロベリータルト』を開催しました。
英国で人気を集め、TVや執筆でも活躍するパティシエ・ブーランジェ/ペストリー&ベイカーシェフのダンレパード氏。
今回、ケントデリとの初の夢のコラボレーションが実現しました。第1回のテーマは『イギリスの薔薇』
ダンレパード氏が開発した「ローズ&ストロベリータルト」とバラの香りのメレンゲを用いた「イートンメス」のレシピをデモンストレーションでご紹介していただき、ご試食していただきました。今回は、ほんの一部ですがセミナー内容をお届けしたいと思います。
ウェルカムティー
東京は梅雨入り。
湿気の多い蒸し暑い季節となりましたが、バラは見ごろを迎えました。
ご来店いただいたお客様に、バラの香りを楽しみながら心もリフレッシュしていただきたく、ローズの花を優雅に飾った『ロージーアールグレイソーダ』をご用意しました。
『ロージーアールグレイソーダ』は、ローズシロップに紅茶「アールグレイウィズローズ」で作ったアイスティー、ソーダ(炭酸水)を加えたものです。ダンレパード氏による「ローズ&ストロベリータルト」のデモンストレーション
エリザベス朝時代には、バラはとても人気のある味付けでミニタルトなどの小さなデザートが好まれていました。
ダンレパード氏は伝統に根ざしながら、ローズクリームのタルレットのレシピ開発しました。タルトと言えば非常に難易度が高いと思われがちですが、簡単になおかつ本格的なペストリーの作り方、盛り付け方をデモンストレーションしてくださいました。
イギリス人とバラの関係から英国菓子の歴史まで、ユーモアを交えたダンレパード氏の講習は笑い声が絶えず、会場がとても盛り上がりました。ダンレパード氏による「イートンメス」のデモンストレーション
イートンメスとは、イギリスの名門パブリックスクール「イートン校」に由来し、ストロベリーとメレンゲ、生クリームを混ぜて作る19世紀から伝わる、イギリスの伝統的な初夏のデザートです。
“メス”は英語でmess。めちゃくちゃとか、混乱という意味を持ちます。
イートン校の生徒がママの用意したおやつをバッグに入れたまま走り回り、開けみたら、中身がぐちゃぐちゃになっていたの始まりとか。
6月から7月中旬にピークを迎えるストロベリーは、多くのイギリス人に好まれています。ローズシュガー、ローズシロップの作り方、またメレンゲの綺麗に美しく作るコツなど教えていただきました。
ダンレパード氏の優しいお人柄が伝わってきて、会場内が皆様の笑顔であふれていました。ダンレパード氏とケントストア代表 樋口のトークショー
ダンレパード氏とケントストア(ケントデリ)の代表である樋口のトークショー。
二人は古くからの友達。
『古いもの、伝統あるものを愛し、リスペクトし、そしてそれを現代にどう伝えていくか。』
二人の共通点はそこにあります。
ダンレパード氏は「食」という舞台で、樋口は「住」という舞台で、その価値観のもと、ビジネスをおこなっています。二人が繰り広げるトークショーは、日本では知られていない最新のイギリス情報、ヨーロッパの食事情など、驚きの連続!でした。
最後に
ダンレパード氏とケントデリのセミナー。
今回、初めての開催にもかかわらず、遠方からも多くのお客様にお越しいただきました。
皆様、ありがとうございました!
改めて御礼申し上げます。ケントストアは、皆さまに歴史と物語が詰まったアンティーク家具を現代のインテリアに共存させた豊かな住空間のご提案を紹介してます。
ケントデリでは「アンティークがマニアだけのものではない」ことをケントアンティークが証明したように、ケントデリでもプロのシェフが作る料理を特別なものとせず「スーパーでも購入できる身近な食材」で「業務用ではなく身近で揃えられる一般的な道具」を使って美味しいレシピと誰でもできる調理方法でご紹介することをコンセプトとしています。今後も素敵な企画をご用意しています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね♪◆KENT DELI のインスタグラムはこちらをクリック
↓ダンレパード氏とケントデリ セミナーレポート『チューダー朝ブレッド』
2023年6月11日(日)のダンレパード氏とケントデリのセミナー『イギリスの歴史を紐解く食の旅 チューダー朝ブレッド』
こちらのセミナーレポートはこちらのブログ記事をご覧ください。ケントストアが取り扱うチューダー様式の英国アンティーク家具
カクテルキャビネット
チューダーローズが施された1930年代のカクテルキャビネットです。
こちらのカクテルキャビネットはダイニングセットとして英国にて遺されてきた非常に希少性の高い逸品となっています。
上部扉を開けるとカクテルキャビネットと呼ばれる家具の最大の特徴とも言える背面にミラーが張られ、底面にはガラス張りとなっています。
内部に照明が付いていることから注がれたカクテルが非常に美しく見栄えします。
また、底面のガラスにより、水物を扱っても木部にダメージを与えません。
下部の扉内部には数多くのボトルが収納可能となっていてカクテルキャビネットとしての機能面でもトップクラスの機能を誇ります。カクテルキャビネットの内部などの詳しい画像はこちらをご覧ください。↓↓
ブランケットボックス(チェスト)
1940年代 英国アンティーク家具のブランケットボックス。
寝室に掛布団や毛布の収納やお洋服の収納で使われていたものです。
側面には、リネンフォールドが施されています。ソファの前においてセンターテーブルとしてもお使いいただけます。
自分だけの宝物やおもちゃの収納、家族の思い出をしまったりできますね。ブランケットボックス(チェスト)の内部などの詳しい画像はこちらをご覧ください。↓↓
【簡単解説】チューダー朝 歴代の王と女王の生涯
室町幕府の後継者争いに端を発した1467年の「応仁の乱」から、1603年に徳川家康が江戸幕府を開くまでの戦国時代。
同時期、イギリスでは、王位継承争いに勝利したチューダー家による『チューダー朝』(1485年~1603年)の時代を迎えていました。
『チューダー朝』は、イギリス絶対王政の全盛期であり、小さな国からヨーロッパの大国へと成長した時代でもありました。
チューダー朝の誕生から終焉まで、歴代の王と女王の生涯についてのブログ記事はこちらをご覧ください。 分かりやすく簡潔にご紹介していますよ。【徹底解説】チューダー様式 建築物と家具の特徴
1455~1485年のイングランドの内乱「薔薇戦争」でリチャード3世を破って即位したヘンリー7世。 そのヘンリー7世にはじまり、エリザベス1世により幕を下ろした『チューダー朝時代(1485年~1603年)』 イギリス絶対王政の全盛期であり、小さな国からヨーロッパの大国へと成長した時代でもありました。 そのチューダー朝の時代に存在したデザインは、『チューダー様式』と呼ばれ、それまでのゴシック様式、イタリアのルネサンス様式の影響を受け、イギリス独自のスタイルで発展させていきました。 ここでは、『チューダー様式』の建築物と家具のデザインについてご紹介します。
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