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G-PLAN(ジープラン)ロゴの歴史
ヴィンテージ家具 G-PLAN(ジープラン)とは G-PLAN(ジープラン)は、1898年創業の英国老舗家具メーカーE.Gomme(イー・ゴム)社が、北欧デザイン(スカンジナビアンスタイル)を取り入れ、それまでのイギリス家具にはなかったシンプルでスタイリッシュなデザインとして展開したブランドです。20世紀の英国を代表する家具ブランドとして、ercol(アーコール)のライバル的存在でありました。創業者のEbenezer Gomme(エベニーザー・ゴム)とアーコールの創業者 Lucian R. Ercolani (ルシアン・アーコラーニ)は、実は親しい友人であり、仕事上の仲間でもあったそうです。G-PLANの「G」は、E.Gomme社のG「G」です。「PLAN」には「計画を立て進化していく家具」という意味が込められています。時代を超えて愛され続けるG-PLAN(ジープラン)のシンプルなフォルム
2021.11.22 -
イギリスアンティーク家具ドローリーフテーブルのなぜ?どうして?
イギリスアンティーク家具ドローリーフテーブルとは ドローリーフテーブルはアンティーク家具のダイニングテーブルの中でも最も人気の高いテーブルです。人気の秘密は天板が伸張式になっており用途に応じてサイズが自由に変えられるところです。ドロワーリーフとも呼ばれますが、主天板の下に左右二枚の天板が収納されており、引き出すことにより天板のサイズが変わります。このようにリーフを引く(ドロー)ことから、ドローリーフと呼ばれています。 ドローリーフテーブルは3通りのサイズでご利用いただけます。主に900mmの天板ですと片方のリーフを開いた状態(1200mm)、両サイドのリーフを開いた状態(1500mm)で用途に合わせて簡単に伸縮して利用できます。ドローリーフテーブルの歴史は16世紀後期のエリザベス朝までさかのぼります。その後17世紀中頃まで生産されていましたが、サイズの大きなものがほとんどでした。1900年
2021.11.11 -
イギリスの「窓税」とは?ミラーバックサイドボードとの関係
イギリスアンティーク家具 ミラーバックサイドボードのなぜ?どうして? 先日、社内の勉強会で新人スタッフよりこんな質問がありました。「どうしてこの家具には鏡が付いているのですか・・・?」この家具とは、上記画像のミラーバックサイドボードです。こちらのミラーバックサイドボードのサイズは、幅1230cm 奥行480cm 全体の高さは1205cm、サイドボードの天板までは950cmです。もしこのミラーを身だしなみのために使うなら、身長158cmの私の場合、少し体を曲げて低めた状態でミラーを見ることになります。日本人の平均身長は、男性171cm・女性158cm に対してイギリス人の平均身長は、男性177cm・女性164cm。日本人より約6cmもの身長差があるイギリス人にとっては、さらに腰を低めなければなりません。また、お化粧をするドレッサーとして使用するとしても、ミラーの高さが低いのであまり実用的でな
2021.10.27 -
【コンテンポラリーアフタヌーンティー】セミナーイベントレポートをお届け
コンテンポラリーアフタヌーンティーのセミナーを開催しました 2021年9月 アンティーク家具ケントストア東京目黒店 4階のケントスペースにて「Contemporary Afternoon Tea コンテンポラリー アフタヌーンティー」を開催しました。大好評につき、追加開催され、計3回!!行われました。「Contemporary Afternoon Tea コンテンポラリー アフタヌーンティー」とは、伝統的な英国式アフタヌーンティーのスコーン、サンドイッチに、コンテンポラリーなフィンガーフードを融合させた現代のアフタヌーンティー。こちらをご自宅でも楽しめるスタイルとして、各界で経験を積んだ講師によりご紹介するセミナーです。 セミナー内容は、アフタヌーンティーのマストアイテム、紅茶の美味しい淹れ方から、日本人好みの美味しいスコーン作り、シェフが伝える料理としてのサンドイッチの楽しみ方、さらにス
2021.9.24 -
ベントウッドチェアの座面をウイリアムモリスの生地に張替え
ベントウッドチェアをリニューアル ベントウッドチェアとウィリアムモリスのコラボレーション アンティーク家具の王道とも言われるベントウッドチェア。ベントウッドチェアは曲げ木を使用したナチュラルな曲線が魅力的で、女性でも片手で持てる軽さが特徴です。ゲートレッグテーブルやドローリーフテーブルと合わせると素朴な雰囲気を演出してくれます。シンプルゆえにさまざまな楽しみ方ができるベントウッドチェア。イギリスで買い付けてきたベントウッドチェアの中には、板座が使用できないものもあります。そういう場合は、座面を新しく作らなければなりません。 今回は、大人気!!ウィリアムモリスの代表的作品である「いちご泥棒」の生地を使用し、椅子の座面を張り替えてみることにしました。 ウィリアムモリスのいちご泥棒とは ウィリアムモリスのいちご泥棒(いちごどろぼう Strawberry Thief)は、モリスの夏の別荘「Kelm
2021.9.17 -
紅茶の販売始めました!コールドブリューオレンジパッションのご紹介
華やかな香り漂う紅茶 コールドブリューオレンジパッション コールドブリューオレンジパッションは、アイスティー用に特別ブレンドされた華やかな香り漂う紅茶です。色鮮やかで、とても魅力的な紅茶です。 氷の代わりにパイナップルやベリー類、キウイなどのフローズンフルーツを加えて、フルーツアイスティーで召し上がるのもお勧めの楽しみ方です。バングラデシュのティトゥーリアの茶葉とアッサム紅茶のエキスに、オレンジとパッションフルーツのフレーバーをつけました。ティトゥーリアは、インドのダージリン地方から南へ50km。バングラデシュのティトゥーリア(Teatulia)茶園で自然の摂理に従って大切に育まれた茶樹から育った茶葉です。芳醇な香りとなめらかなコクをもち、ダイナミックなテイストの紅茶が生まれます。その味わいは上質なアッサムティーのようにコクとまろやかさがあり、ダージリンティーのような香味もあわせもっていま
2021.9.10 -
シャビーシックなアンティーク家具にモデルチェンジ
シャビーシックなアンティーク家具にモデルチェンジ シャビーシックなインテリアとは レイチェル・アシュウェル氏 (出典:Rachel Ashwell ブログより) シャビーシック(shabby chic)とは、「shabby=古めかしい」「chic=上品な」という言葉の通り、古めかしさの中にも上品さがあるインテリアスタイルのことをいいます。今では、インテリア用語として、当たり前のように使用されていますが、1980年代イギリス人デザイナーである「レイチェル・アシュウェル Rachel Ashwell」がシャビーシックインテリアのブランドを作ったことが始まりといわれています。 シャビーシック仕上げの方法 まず木製部分やアイアン部分は茶色や黒のステインで、全体を一色に塗装していき、完全に乾くまで乾燥させます。次に、その上から、英国王室御用達ブランドでもあるマイランズ社のカラーズオブロンドン(ピュア
2021.8.26 -
ヴィンテージなアーコールチェアとコーディネート
アーコール(ERCOL)とは アーコール(ERCOL)とは、家具デザイナーのルシアン・アーコラーニが 1920年に創業したイギリスの老舗家具メーカーです。 アーコールの代名詞と言えるのが1947年にロンドンの北西部の街で作り出された「ウィンザーチェア」。固い木を水蒸気で蒸し、弓のように曲げてしまう「曲げ木」の技術が活かされています。ミッドセンチュリー時代のイスは、時代とともに忘れられていきましたが、 英国のデザイナー「マーガレットハウエル」が自分が使っていたイスを懐かしく思い、 アーコール社にスタッキングチェアとバタフライチェアの復刻を申し入れ、 2003年に実現したことで再び人気になりました。無駄のない美しく丈夫なモダンブリティッシュデザインは、 今の時代も幅広い人に支持されています。 ヴィンテージなアーコールとアンティーク家具の組み合わせ アーコールのどんな場所にも溶け込みやすいデザイ
2021.8.19 -
ケントのこだわり修理(抽斗編)
日本人家具職人の匠の技 ケントファクトリーのある静岡は日本の家具産地として繁栄した町。その歴史は徳川家康公の祈誓により、徳川三代将軍家光公が静岡浅間神社の社殿の修造を命じ、全国から優れた大工、指物師、彫刻師、漆工などの職人が集められたことに由来します。 ケントのアンティーク家具は経験と実績を兼ね備えた熟練の家具職人によって修理を行っています。日本のお客様の厳しい目線によって鍛え上げられたその実力は、新しい家具に引け目をとらないアンティーク家具の完成度をもたらし、当時の姿を蘇らせると同時に、性能面におけるクオリティは当時を凌駕するものとなっています。さらに本場英国にて修行した職人がその感性をもとにアンティーク独自の風合いを再現しています。 ケントの追求した抽斗の修理 日本では「桐だんす」に象徴されるように、湿気に弱い着物などの収納には気密性をもとめる方も多いかと思います。イギリスのチェストに
2021.8.17 -
ケントのこだわり修理( ディスプレイキャビネットの扉)
ケントストアこだわりの一貫修理 我々はアンティーク家具の修理を、どこよりも品質の高いものに仕上げることを目指し、実践しています。 約1000㎡の面積を持つケントファクトリー(ケントアンティーク家具直営工場及び倉庫)では、マニュファクチュール(自社一貫生産)を自らの使命と考え、教育と経験に裏づけされた熟練の家具職人が修理に携わります。木工・剥離・塗装修理からパーツ製作、布地張替、ガラス交換、レザー加工、金具取付交換、付属品整備、クリーニング及び新規製作、改造まで、あらゆる修理を自社で取り組み、品質の高いアンティーク家具の再生に取り組んでいます。 アンティーク家具の修理で大切なことは、単に壊れた個所を直すだけではなく、これから先の世代にも受け継がれる修理を施すことだとケントアンティーク家具では考えています。いつの時代にもアンティークの持つ成熟した豊かさを伝承し遺すために必要な努力だと思います。
2021.8.12 -
ケントのこだわり修理( ドローリーフテーブル 天板の隙間)
ケントストアが提供する日本基準の高品質な修理 リペアとは「修理」という意味だけではなく「回復」という意味もあります。ヨーロッパで家具が繰り返し受け継がれアンティークという称号を与えられるのは、このリペアの考え方が根底にあるからなのです。リペアへの追求をより深めていくと英国基準のリペアではなく、高い品質を求められる日本基準の高品質なリペアにこだわるということにケントは辿り着きました。それはつまり、ただ壊れた箇所を修理するのではなく、日本のお客様が安心してずっと使い続けられる品質に回復させることです。そうして英国で何代にも渡って受け継がれてきた家具を、これから先の100年、日本で受け継いでいきたくなる家具をご提供していきたいと考えています。 これがケントが大切にするクオリティに対する考え方です。 ドローリーフテーブルの修理工程 基本的に、イギリスアンティーク家具の風合いを最大限に引き出す修理、
2021.7.28 -
イギリス発祥 パブの代名詞 パイントグラスとは
イギリス人とパブ パイントグラスを語るうえで、まず最初に「パブPub」について、ちょっとお話します。イギリスといえばパブ!!というほど、イギリスには、ロンドンから地方までイギリス全土にパブが存在します。その数、何と 50,000軒にも上ります。日本のコンビニエンスストアの店舗数が55,890店舗(※コンビニエンスストア統計データより: 2021年6月時点)ありますので、パブがいかにイギリスに多く存在するかが分かります。イギリスのパブは「酒場」としてだけでなく、その名の通りパブリック・ハウス。お酒を楽しむだけでなく、スポーツ観戦、友人との集い、キッズフレンドリーのパブもあったり・・・まさに、老若男女多くの人々の憩いの場として親しまれています。 パブの歴史 パブの歴史は古く16世紀ごろから存在しており「公共の用を供する建物」という意味で使用されていました。現在のように「酒場」の意味でのパブは、
2021.7.22
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