【アフタヌーンティーの聖地】ウォバーンアビー (Woburn Abbey)
優雅な時間を過ごしたい。贅沢なティータイムを楽しみたい。“インスタ映え”と共に、女性を中心に大ブームを引き起こした「アフタヌーンティー」。 「アフタヌーンティー・・・
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優雅な時間を過ごしたい。贅沢なティータイムを楽しみたい。
“インスタ映え”と共に、女性を中心に大ブームを引き起こした「アフタヌーンティー」。「アフタヌーンティー」は、1840年頃、イギリスの第7代ベッドフォード公爵フランシス・ラッセル夫人アンナ・マリア・ラッセルによって始められたと言われています。
そのアンナ・マリア・ラッセルの邸宅『ウォバーンアビー (Woburn Abbey)』は、現在一般公開されおり、さらにアフタヌーンティーも楽しめるため、『アフタヌーンティー発祥の地』として、世界中から多く人が訪れる人気の場所です。今回は、『ウォバーンアビー (Woburn Abbey)』について、2019年にケントバイヤーが訪れた際の記録と共にご紹介します。
ウォーバンアビー(Woburn Abbey)の歴史
ロンドンから車で北北西に進むこと約1時間。
ベッドフォードシャー州 (Bedfordshire) に、ウォバーンアビー(Woburn Abbey)はあります。ウォバーンアビーは、1145年にシトー会の修道院として設立され、4世紀にわたり、修道院として使用されていました。
1536年~1539年、ヘンリー8世は、当時深刻な危機に陥っていた王室財政の解決策として「修道院解散」を断行します。
修道院の土地を没収し、貴族、ジェントリー(地主階級)、商人に売却したのです。
ウォバーンアビーも「修道院解散」の対象となり、解散させられました。
そして、1547年、ウォバーン・アビーは、初代ベッドフォード伯爵 ジョン・ラッセル(John Russell 1485-1555)に譲渡されました。1619年、第4代ベッドフォード伯爵ジョン・ラッセル(John Russell 1593-1641)は、修道院からの大規模な改修工事を行い、現在の姿に整えました。
その壮大なスタイルは、イギリスでトップクラスの大邸宅です。アンナ・マリアによるアフタヌーンティーの誕生
第7代 ベッドフォード公爵フランシス・ラッセル(Francis Russell 1788-1861)の夫人アンナ・マリア・ラッセル(Anna Maria Russell 1783年-1857年)は、1783年、ハリントン伯爵の長女として生まれました。
1808年、フランシス・ラッセルと結婚します。
フランシス・ラッセルは、とても社交的な人物で、1859年の1年間にウォバーン・アビーに招いた訪問客は、なんと1万2000人!
ヴィクトリア女王も、ウォバーン・アビーに3日間滞在されたという記録が残されています。当時の貴族階級では、夕食の時間は音楽会やオペラ観劇が終わる午後9時頃と遅い時間でした。
そのため午後4時頃は、まさに空腹との闘いです。
アンナ・マリア・ラッセルは、おなかがすかないようにとの配慮から、貴婦人達をディナーまでの時間、お茶会を開いてもてなすようになりました。
午後のお茶会は貴族階級で発展していき、アフタヌーンティーという習慣ができたのです。キリンビバレッジの紅茶飲料『午後の紅茶』のパッケージに描かれている女性はアンナ・マリア・ラッセルです。
「日本にも紅茶の本場英国の習慣を根付かせたい」という願いから午後の紅茶のパッケージにはアンナ・マリア・ラッセルの姿が描かれているそうです。【大解剖】ウォバーンアビー (Woburn Abbey)のアフタヌーンティー
現在、ウォバーン アビー (Woburn Abbey)は、第15代ベッドフォード公爵アンドリュー・ラッセル(Andrew Ian Henry Russell 1962-)が所有しています。
ウォバーン アビーの敷地面積は約3,000エーカーあります。東京ドーム260個分の広さです。
敷地内には、湖や馬場、ゴルフコースや動物園まである広大な邸宅です。↑エントランスから邸宅内まで長い道が続きます。
↑途中、鹿とご対面。
宮島や奈良で見かける鹿よりずっと大きく、迫力があります。↑邸宅近くまできました。
存在感のある牛の像がオブジェとして置いてあります。↑「bedford room」こちらが入口になります。
早速、邸宅の内部へ入ってみましょう。
入った瞬間、どこかでかいだことがあるいい香り♬
イギリスを代表する香水メーカー 「JO MALONE LONDON(ジョーマローン ロンドン)」のルームフレグランスが置いてあり、エントランスが華やかな香りに包まれていました。↑「welcome!」第15代ベッドフォード公爵アンドリュー・ラッセル夫婦がお出迎え。
↑お待ちかね!ティールームへ行きましょう。
↑こちらがメニューです。 第7代 ベッドフォード公爵フランシス・ラッセル(Francis Russell 1788-1861)の夫人アンナ・マリア・ラッセルについての資料もありました。
↑来ました!!
3段ティースタンド、通称 スリーティアーズ(3Tiers)
最下段サンドイッチ。
その上の中段には、スコーン。
最上段にはケーキです♡↑ちょっとアップで。
↑スコーンとたっぷりのクロテッドクリーム。
↑レモンケーキ、マカロン、クッキーなど最上段のデザートがアフタヌーンティーに花を添えています。
↑お会計はこちらです。
ウォバーンアビーは、歴史があり、格式高い邸宅ゆえに、ヨーロッパの貴重な調度品・絵画・陶磁器などが邸内のいたるところに飾られています。
アフタヌーンティー発祥の優雅な空間で、本場のアフタヌーンティーをいただくのは、この上ない至福の時です。
イギリスへ行かれた際はぜひウォバーンアビーに行かれてみてください。アフタヌーンティを彩るテーブルウェア
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