【英国音楽コラム】ルネサンス時代の二人の作曲家
英国音楽コラム第11回【イギリス音楽のルーツ】 皆様、こんにちは。今日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。 これまではThe Beatles、・・・
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英国音楽コラム第11回【イギリス音楽のルーツ】
皆様、こんにちは。
今日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。これまではThe Beatles、One Directionなどの現代でもイギリスを代表するアーティストをご紹介し、英国ロックの世界・ギタリストやギターの文化にも触れてきました。
他にも、イギリスの小学校の音楽の授業や、伝統的なバグパイプの音楽隊もご紹介してきました。
英国音楽コラム第一回ではイギリスの音楽の始まりについて紹介しました。
英国音楽コラム第一回「音楽のルーツを辿る」はこちらからケルト音楽という民族音楽から音楽の歴史は始まっています。
その時代ケルト人は文字を持たない民族だったので、正確な時代はわかりませんがケルト人の歴史は紀元前58年前より前から始まっていたようです。
そして、先日ご紹介したThe Beatlesやエリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックスが活躍していたのは、1960年代以降です。
その間、約2000年の長い長い年月の間にも多くの音楽が生まれてきたのでしょう。今回からは、ケルト音楽の文化以降~UKロックが生まれる前にフォーカスをあてて行きましょう。
宗教改革の中をくぐり抜けた二人の作曲家
とは言っても、2000年もの長い年月のうち主に音楽文化が確立するのは13世紀以降で、世界最古のカノンが13.4世紀頃、
14.5世紀頃、イギリスとフランス間で起こった100年戦争が終わるころにはイギリスとフランスの音楽家の交流がはじまり、イギリスの音楽がヨーロッパに渡るようになりました。
16世紀になると、ヘンリー8世による宗教改革が始まり、才能ある作曲家とともにキリスト教音楽を発展させていきました。
これまで所属していたローマ・カトリック教会から離脱し、1534年の首長法で国王を協会の唯一の最高指導者と認めさせ、修道院を解散させ財産を没収。
イギリス国教会の確立と国王至上権の確立を行いました。
この時代は現代ではルネサンス時代と呼ばれ、宗教改革で嵐のように様々なことが変わっていくなかくぐり抜けてきた二人の作曲家がいます。
トマス・タリスは、ヘンリー8世をはじめ多くの王室に仕えていたルネサンス時代を代表するイギリスの作曲家。
政治体制が変わるたびに双方の典礼音楽を作曲せざるを得ない状況でも優れた作曲をしていたようです。
代表作は「エレミアの哀歌」。
また、カトリックに属するウィリアム・バードもこの時期に活躍した作曲家で、王室に仕えていた彼はイギリス国協会の宗教音楽にも従事しなければならない立場だったそうです。
タリスを師とし、エリザベス1世に重用されていたバード。彼はカトリックの立場を守りながら、キリスト教音楽にも貢献していました。
代表作は、「3声のミサ」「4声のミサ」「5声のミサ」。
二人の曲は現代まで受け継がれ、キングス・シンガーズなどがカバーし音源化されています。
その後1559年にエリザベス1世がこの改革をおさめ、信仰統一法を定めました。
この続きは、次回のブログでご紹介していきます。
音楽の歴史も古くを紐解くとまた違った見え方ができますね。
ケントストアで取り扱うアンティーク家具のうち、教会などで使用されてきたブックケースやチャーチチェアなどがあります。
様々な信仰とともに生きてきた家具たちが今日本の家庭で使用されているなんて、当時の人たちは想像もしなかったでしょう。
オンラインショップでは数あるチャーチチェアの一点一点を写真で見ることができます。
ぜひ、ご覧ください。
次回も、イギリスの音楽文化について更新していきますので、どうぞお楽しみに。商品に関すること等、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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